交通事故で車は大破、大した怪我でなあったのが不幸中の幸いです

ありえないスピードで相手の車が突っ込んできて車が廃車になりました

私は20代の男性です。3年前に交通事故を起こしたときの体験談です。 当時私は19歳で免許を取って間もなく、運転をするのが楽しくて仕方ないときでした。車も中古ながら自分のものを買い、ちょっとしたところへ出かけるときも車に乗っていました。 事故当時は友達と遅くまで遊んで帰宅する途中でした。家の近所にも通しの悪い十字路があり、私は一時停止して安全確認してから車を発進させました。 すると左側からありえないスピードで車が突っ込んできました。相手はブレーキを踏みましたが、スピードからしてとても停車できる距離ではありませんでした。 私の車は大きく弾き飛ばされました。あまりの衝撃に車内がめちゃくちゃになり、とても自分で車を降りれる状況ではありませんでした。相手はシートベルトをしていなかったようで、体中傷だらけでしたが、私はとにかく救急車と警察に連絡するよう伝えました。 相手はその場で逮捕され、連れていかれました。警察の人に自力では出れないことを伝えるとレスキュー隊を呼んでくれました。事故当時、片足の感覚がなかったのがとても恐怖だったのをよく覚えています。 その後レスキュー隊がやってきて救出されました。感覚がなかったのは左足が挟まれていたからで、救出後はしっかり感覚が戻りました。病院で検査を受けた結果、全身に打撲がありましたが、事故の大きさからは考えられないほど軽症でした。

相手の保険会社側が誠実な対応をしてくれたのでスムーズに話が進みました

結局、それから本人と顔を合わせることはなく、事故後の交渉は相手の保険会社と行うことになりました。事故の翌日は過加害者側の家族が家を訪れ、お詫びをしてくれたのでいくらか気持ちは楽になりました。 幸い怪我の程度はそうでも無かったのですが、車が無くなったことにとても困っていました。早速相手の保険会社に連絡したところ、代わりの車を手配してくれました。ところが事故を起こした自分の車はとても乗れるような状態ではありません。車の買い替えが必要です。 保険会社側の話では、相手は当時警察に追われていたとのことでした。普通は走っている車同士の事故の場合、10対0になることはないですが、完全に前方不注意だったことと、こちらが一時停止や速度など、交通ルールを完ぺきに守っていることと、相手も過失を認めているため必要なお金は全額こちらで負担するとのことでした。 私は特に後遺症なども残らないことから、相手に必要以上にお金を請求するつもりはないと伝え、治療費と車を買い替えるお金や廃車を処分するお金を支払ってもらえれば良いと伝えました。 私の加入している保険会社の担当者からは裁判を起こすかどうか聞かれましたが、そこまでする必要はないと思い裁判は起こしませんでした。結局総額250万円の慰謝料を受け取り、それで満足しています。